BLOG

Diary

詩に包まれる絵画たち

2年前に訪れてから自分にとっては特別な場所となったチェコ。

そのチェコを代表する近代画家アルフォンス・ミュシャの展覧会を国立新美術館にて先日のおやすみに観覧してきました!!

アルフォンス・ミュシャ(チェコ語ではムハ)といえばきっと誰もが一度は目にしたことがある
アールヌーヴォー様式の美しい女性や植物文様の絵が有名です。
チェコのお土産にもよくイラストが使われいたりします。
ムハ2
こちらのような絵を見たことがある方は多いのではないでしょうか?

ですが、今回の展覧会の主題は
チェコ、パリ、アメリカで活躍したムハが50歳で故郷チェコに戻り
晩年の16年を捧げてチェコとスラブ民族の歴史を描いた【スラブ叙事詩】全20点の国外初公開の展覧会です。

撮影可能なところの絵画の写真をせっかくなので掲載いたします。
ムハ
こちらはチェコ占領時に非カトリック系領主の保護の下開かれた学校で、聖書をチェコ語に翻訳して秘密裏に印刷していたりする平穏な風景を描いたもの
ムハ1
こちらはムハに資金を援助したアメリカ人実業家のリクエストによって描かれたというロシアの農奴制が廃止されたときを描いたもの

まず驚くのは絵画のスケールだと思います。
なんと最長縦6m、横8mにも及ぶ作品達。
その圧倒的な存在感に息を飲みます。
言葉を無くす。。というのはこういうことを言うのでしょうか。

また先に紹介したアールヌーヴォー様式の絵画と違い、とてもとても写実的なことにびっくりしました。

水辺に映り込んで揺れる火の暖かさを感じ
修道女のヴェールが風に吹かれ
まるで本当にそこに存在しているかのような人々の視線
絵画から音まで聞こえてきそうなぐらい写実的なのです。

まさにその時、その時代を、そのまま目撃しているかのような既視感を感じます。

これは誰にでも親しみやすく永く人々の心に残るものとして描くために、この技法を採用したのだそうです。
また、永く遺るものとするために修復のしやすい技法を用いて描かれたということなのです。

50歳を迎えてなお、ムハとして画家として人生をまっとうした方の作品達に包まれてとても胸がいっぱいになりました。

6/5まで国立新美術館にて開催されておりますので、是非✨
檀れいさんと三宅建太さんの音声ガイド&双眼鏡があるとさらに。さらに楽しめると思います!
火曜定休じゃなきゃもう一度行きたい。。。。